「汚れが落ちない・・・」汚れの正体を知る【実践編】


Good morning !!
深田彩人です。
前回は「汚れの形状」という観点で汚れについて分析しました。
まだ観ていない方はコチラから!
今回は「汚れの化学的性質」で汚れを分析してきます。
“化学的” といっても、なんら難しいことはありません。
小学生でもわかる内容ですので、安心して読み勧めてくださいね。
前回の内容と合わせて学習することで、あなたは敵( =汚れ)の正体をみやぶることができます。
汚れの性質は3つしかない
汚れは、
- 酸性
- 中性
- アルカリ性
の3つしかありません。
(このあいだに「弱酸性」、「弱アルカリ性」という部分があります)
さて、わたしがなぜ “小学生でもわかる” と申し上げたのか結論をいいましょう。
それは、
じゃんけんと何ら変わらないからです。
こんな具合に。
酸性汚れ | → | ◯ アルカリ性洗剤 |
中性汚れ | → | ◯ 中性洗剤 |
アルカリ性汚れ | → | ◯ 酸性洗剤 |
じゃんけんのようでしょう?笑
勝つ手は決まっているのです。
酸性汚れ × アルカリ性洗剤
酸性汚れとは
酸性汚れを見分けるのはカンタンです。
酸性汚れは油っこい、ベトベトした汚れです。
(コンロ周辺の油汚れや、カビも酸性汚れに当てはまる。)
強アルカリ性洗剤とは
“ハイター” 系と覚えていいです。
皮脂を溶かしますので、必ず手袋とゴーグルを着用しましょうね。
(ちなみにキッチン用・浴室用とで洗剤の中身は変わりません)
中性汚れ × 中性洗剤
中性汚れとは
砂やホコリなどが中性です。
(ベトベトやガチガチとは違いますね)
中性洗剤とは
ちょっと難しいのですが、中性洗剤は「界面活性剤」を配合し、「界面活性作用」で汚れを落とす仕組みです。
分かりやすくいうと、汚れを浮き上がらせる作用です。
素材を傷めにくいという特徴をもっているため、日常的に使う「台所用洗剤」「衣類用洗剤」「手洗い用洗剤」などに利用されています。
このことから分かるように、軽い酸性(皮脂)汚れにはベストです。
(素材に優しく、取り扱いもやさしい)
アルカリ性汚れ × 酸性洗剤
アルカリ性汚れとは
水アカや尿石などです。
(ガチガチした汚れです)
酸性洗剤とは
こちらは少々、馴染みが薄いかもしれませんが “サンポール” などが有名です。
↓↓ ダイソーにも似た商品がありました(酸性と表記あり)

便器内の頑固な尿石や、加湿器フィルターの真っ白な汚れは、酸性洗剤で面白いくらいスッととれますよ!
(ただし蛇口など金属部分に使用してはいけません。あっという間に腐食してしまいます)
弱酸性 or 弱アルカリ性汚れについて
これらは、いうほどでもないベトベト・ガチガチの汚れと覚えておけばよいでしょう。
「酸性洗剤」「アルカリ性洗剤」はとっても強力です。
そのぶん材質を痛めてしまう恐れがあったり、十分な換気が必要であったり、注意が必要です。
たとえて言うならば、
蚊を一匹退治するために、家に毒ガスを散布するようなものです(←大袈裟)
自分まで害を受けてしまっては元も子もありません笑
【中性洗剤より「ちょっと強い洗剤のほうがいいかな〜」的な汚れ】に積極的に使用していきましょう!
- 弱酸性洗剤・・・クエン酸
- 弱アルカリ性洗剤・・・重曹、セスキ炭酸ソーダ、アルカリ電解水(←オススメ!)
いかがでしたでしょうか?
今回は汚れを “化学的” に分析しました。
あなたの身の周りのあらゆる汚れは、必ずこれらの中に分類できます!
ぜひ、”汚れのじゃんけん” を覚えて、スマートな掃除を実践してください♪

今日のビガク
・汚れには “じゃんけん” を覚えればよい!
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