キッチンの高さはこうやって調節する!


深田彩人です。
頻繁に料理する方は、キッチンに立つ時間も長いもの。
よく、
「子供の学習机の高さが適切でないと、姿勢が悪くなる」
といいますよね?
実はキッチンにおいても、全く同じ事が言えます。
(長時間、ほぼ同じ姿勢でいるわけですから)
つまり、「ワークトップの高さが適切でないと、体へ無理な姿勢を強いていることになる」のです。
これが腰痛・肩こりの原因となります。
逆に、正しい姿勢で作業できれば、料理にもっと集中できますよ♪
さっそく、「適切なワークトップ高さ」について見ていきましょう!
基本は「股下7cm」
他にも「身長 ÷ 2 + 5cm」という測り方もあります。
(股下で測った方がより正確です)
現在のキッチンでは、85cmが標準的なワークトップ高さとなっています。
これは「女性の平均身長(160cm) ÷ 2 + 5 = 85cm」というルールで決められているんです。
ところが、人によって好みは若干違うんですね、これが。
ですので、お近くの [TOTO] や [LIXIL} のショールームに足を運んでみてください!
80cmや90cmなど、さまざまなワークトップ高さを体験できます。
そして何より楽しい♪笑(←最新の洗面化粧台、トイレ、浴室が並んでいる)
ちなみに係の人の案内を希望しなければ、かなりフラットに入れます(タダですし)
※ 20.7.13現在、感染予防のため要予約制となっている所も多いのでご注意
作業ごとの最適高さ
作業内容 | ワークトップからの高さ |
---|---|
細かい作業 | +2cm |
切る・盛り付ける | −5cmくらい |
こねる | −10cmくらい |
炒める | −20cmくらい |
※ 【+プラス】にするとは「自分がワークトップより低くなるということ」です。
【−マイナス】にするとは「自分がワークトップより高くなるということ」です。
【ここでポイント!】
【細かい作業】【切る・盛り付ける】は結構カンタンに調整できます(後述)
しかし、すべて最適高さで作業するのは、現実的ではありません(泣)
【こねる】【炒める】の場合は、これらの作業時間が多い方のみ調整を検討するくらいでよいでしょう。
15cmくらいの踏み台を用意することになると思いますが、安全の観点から、あまりオススメできません…
高さの調整方法
・ワークトップからの高さを(+プラス)にする場合
→ 「厚めのまな板(木製など)」を「普段使っているまな板」の下に敷き、2重にしましょう
・ワークトップからの高さを(−マイナス)にする場合
→ 底厚スリッパをはきましょう
→ 厚めのキッチンマットを敷きましょう

いかがでしたでしょうか?
「キッチンが一家の中心」という家庭も増えてきました。
オシャレさも当然大事ですが、人間工学に基づいた設計にすると、より “快適な空間” になりますよ♪

・ワークトップの高さ調整で、作業が数倍快適になる!
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