和室リフォームを検討中の方「和室の役割とは?」

2020年7月8日
インテリア
和室

深田彩人です。

リフォームで「和室は本当に必要か」とお悩みの方必見!

和室のメリット・デメリットを知っておきましょう。

リフォームをお考えでない方も、本記事を読むことで、和室をより効果的に使用することができるようになるでしょう。

【結論】

筆者が考える、和室の一番大事な役割はタイムスリップです!

和室のメリット

床座空間をつくれる

「床座」とは文字取り、床に座るスタイルのことです(反対は椅子座)

※ ちなみに1950年代まで、日本人は床に座って生活していました(食事もくつろぎも)

床座は畳があって初めて可能になります。

畳は、床座に最適な「かたさ」と「やわらかさ」のバランスが保たれています。

※ 畳以外の床では「床に寝っ転がる」なんて出来ませんね…

  • カーペット・・・モサモサうざい
  • フローリング・・・いや固すぎるわ

現代住宅のダイニングとリビングは洋室が当たり前となっていますので、自動的に椅子座空間となります。

つまり、あえて和室をつくらなければ、床座空間は家の中から消えることになるわけです。

ちなみに床座空間は「ちょっと寝っ転がる」「子供と遊ぶ」用途にとても適しています。

ちょっとイメージしてください。

あなたの家で「ちょっと寝っ転がる」「子供と遊ぶ」を、椅子座空間・床座空間のどちらで行いたいかを。

タイムスリップできる

「筆者は頭がどうかしてしまったのか」と思いますよね笑

ところがこれがキモなんです。

和室には、お掃除ロボ、スマートスピーカー、空気清浄機などの「便利で現代的なモノ」は不似合いですよね?

それはつまり、和室は暮らすのに不便ということを意味します。

「じゃあ、いらなくね?」

となりそうですが、ちょっとお待ちを。

あえて不便な暮らしをする場所をつくるという発想はいかがでしょうか?

歴史あるヨーロッパの人たちには、古いものを大事にする文化があります。

(だからアンティークという文化が生まれる)

古いものって、不便ですよね?

にも関わらず、彼らは不便な暮らしをあえて選択しているわけです。

なぜでしょうか?

それは、

「古いもの」は人に安心感を与え、「新しいもの」は人に緊張感を与える

という法則があるからです。

ここで、和室に戻って考えてみましょう。

和室は現代的なモノが似合わない少々不便な空間ということでした。

つまり、和室は「安心感を放つ空間」でもあったのです。

和室のデメリット

和室に合うモノを揃えるのがむずかしい

これが最大のデメリットでしょう。

現代に売っているモノで、室町時代のインテリアに合ったモノはそう多くありません笑

あなたのセンスが問われます。

衛生面の問題

畳にコーヒーをこぼしたりしたら最悪ですよね(苦笑)

またダニの発生も気になります。

しかし最近増えている「建材畳」という人工畳なら清掃もラクですし、衛生的です。

(さわり心地も本物にわりと近い)

もちろん、筆者のようにキッチュ(まがいもの)をきらい、リアル(本物)を求める人は、昔ながらの稲わら畳を選びましょう。

(自然素材の特徴である断熱・吸音・調湿・消臭作用は、建材畳には期待できない)

いかがでしたでしょうか?

日本人も、西洋人のように「古きものを大事にする」姿勢を持つべきではないでしょうか?

最近の新興国のように、発展ばかり求めていては “自国の培ってきた文化” が失われてゆく一方です。

住宅づくりに関わる筆者としては、皆様に和室を持っていただきたいと思っております。

・和室にはアンティークに通ずる良さがある!